それにしても、ヨルダン戦は、最後ドローでほっとしました。
サッカーのアジア杯・グループリーグB組初戦の日本―ヨルダン戦は、カタール・ドーハで行われ、日本が後半ロスタイムに吉田のヘディングで同点に追いつき、1―1で引き分けた。 日本は勝ち点1を獲得した。
読売新聞速報より
テレビを見ながら、ハラハラしていたが本当に良かった。いろいろな苦難を乗り越えて、是非、優勝してほしい。以前、ポスト・モダン・マーケティングでも触れたが、物語をマーケティングに活用することが増えている。商品名もシャンプーの植物物語にはじまり、〇〇物語とつけた商品も多い。何かの試合の前に流れる選手の生い立ちやそれまでの苦労を放映し、物語化する。何故、物語にするかと言えば、その方が分かりやすいに、長期的にも記憶に残り易い。そのため、バズ・マーケティング(口コミのマーケティング)としても伝達されやすくなるからだ。(o^-')b
ストーリーとして代表的な設定を紹介すると、
主人公を設定した上で、
「越境」のプロセス ~ 主人公に新たな状況が訪れる。
「危機」のプロセス ~ 新たな状況において、危機に陥らせる敵対者が現れ危機が訪れる。
「成長」のプロセス ~ 主人公に協力する人の存在や、その人の努力によって転機が訪れ成長する。
「勝利」のプロセス ~ 最後に、主人公や周りに人にとっての勝利を獲得する。
以上、福田敏彦「物語マーケティング」(竹内書店新社)、山川悟「事例でわかる物語マーケティング」日本能率協会マネジメントセンターから引用し解説を変更
上記のプロセスに、今回のアジア杯に当てはめてみると、
「越境」のプロセス
⇒ワールドカップの悔しさを晴らすために、日本中の期待を背負い精鋭が招集され試合が始まる。
「危機」のプロセス
⇒ピンチになり、上位へ進出できないかもしれないといった絶対的な危機が訪れる。
「成長」のプロセス
⇒危機を乗り越え、勝利し、日本中が興奮する。
「勝利」のプロセス
⇒宿敵に勝利し、期待以上の活躍、そして、接戦の末の勝利に、日本中が湧きかえる。
といった物語である。現在、「成長」のプロセスの段階にあるので、「勝利」のプロセスに至るためには、途中の危機を乗り越えないと物語が終わってしまう。絶対に勝たなくてはならない。(。-人-。)
是非、政治がガタつき、不況で元気がなくなっている中、日本中が元気になるためにも「勝利」のプロセスでアジアカップを完結してほしい。ガンバレニッポン!(=⌒▽⌒=)
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