アニマ ナチュラリスが、裸で毛皮抗議を行って国際ニュースでも報道された。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2777003/6527716
また、東京、横浜でも、12月の寒い日に毛皮反対のデモが予定されている。
公害が社会問題になったころから、社会的責任といったことが言われるようになってきた。そして、実際、マーケティング学者のコトラーなどは、社会的責任のマーケティングについて、実際の企業事例をまとめ整理している。社会的責任を果たしている企業は、顧客満足、従業員満足だけでなく、実際の購買時の選択といった実益にもつながっていることに着目し、マーケティング上での無視できなくなってきているとしている。
毛皮反対については、社会的責任のマーケティングとは少し意味合いが異なる。また、毛皮でだけでなく、クジラについても反対運動がいろいろな形で行われる。
最近、養豚場を訪れて、10か月で食用になる豚の一生を教えていただいたが、毛皮と同様「こんなかわいい子ブタが、10か月後に食べられるのか?」といった気持ちになり、他の生命を食べていかないと、自分自身が生きていけない宿命にあることについて再認識した。
しかし、毛皮は、寒さを防いだり、ファッションであれば、他で代替できる服があるわけなので、あえて着る必要もない。コトアーは、高学歴化し、社会的な教育レベルが高くなってくると、社会的責任を果たさない企業が支持されなくなるとも記述している。そうしたことを考えると、毛皮服のメーカーも少しづつ他の服に川幅を広げていき、毛皮服の比率を少なくしていくことは、マーケティング上も有効かもしれない。
また、技術的にも、毛皮そっくりの服を作ることが可能であると思われるので、むしろ、愛着を込めて、毛皮に似せたものを売りだすのもいいかもしれませんね。
それにしても、これだけ、アクセスが多く集まるというのは、ヌードでのゲリラマーケティングは、効果があるといった証明ですね。(=⌒▽⌒=)
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